先日、次世代テレビゲーム機が任天堂、ソニー、マイクロソフトから相次いで発表されました!

先月の中ごろ、次世代家庭用ゲーム機、すなわち、将来現行の家庭用ゲーム機に替わる新たなゲーム機が、任天堂、ソニー・コンピュータエンタテインメント、マイクロソフトの各社が相次いで発表しました。

それぞれのゲーム機は、今までのものよりも演算処理能力が数倍上がっており、何でも、実写映画並みの映像を映し出すことができるとか。各社がその機能の高さを競っているという印象が強いですよね。

ここで、その性能の良さに加えて、これらのゲーム機のデザインにも非常に興味深いものがあります。そもそも、ゲーム機は、常に特色を持ったデザインをしています。任天堂のファミリーコンピュータや、セガから家庭用ゲーム機の歴史が始まったと思いますが、今振り返ってみると、これらの初期の家庭用ゲーム機も非常によくデザインされていたものだったと思います。

スーパーファミコンなども、今でこそ新しさを感じませんが、当時は未来的なデザインだと感じたのを覚えています(グラフィック等の性能にも当時はびっくりしていましたが)。今回発表されたゲーム機も、シンプルながら、美しさを感じるデザインになっていると思います。

そして、私が更に注目するのは、ゲーム機のコントローラーのデザインです。初代ファミコン等は、横長の長方形のコントローラーで、ボタンも真横に並んでいたため、今のものと比べるとかなり使いづらいものでした(しかも、初期のものはボタンが四角形だったため、よく引っ掛かって故障の原因となっていたとか)。現在のPS2やゲームキューブ等、さらには今回発表された次世代ゲーム機のコントローラーを見ても、美観を起こさせるようにデザインされていることはもちろん、非常に持ちやすく、また、多数のボタンを操作しやすいようにデザインされています。

そして実際に、ゲーム機のみならず、ゲーム機のコントローラーも多数意匠登録されています。 このように、ゲーム機のその機能の高さや多彩さが世の中に大きく取り上げられていますが、意匠の観点からこれらのゲーム機を見てみるのも面白いです。 意匠登録例を見てみると、任天堂は意匠に係る物品を「電子ゲーム器(意匠分類E2-212)」としており、一方、ソニーは「電子計算機用演算制御機(意匠分類H5-41」として登録していることが多いようです。ここには両社の考え方の違いが表れているのでしょうか。

ちなみに、今回各社が次世代ゲーム機をそれぞれ発表したということは、新規性を喪失したことになります。つまり、意匠登録をして保護を受けようとするのであれば、発表の前に既に出願しているか、あるいは、新規性喪失の例外の規定(意匠法第4条2項)の適用を受けて発表の日から6ヶ月以内に出願しなければならないですが、どうなっているのかも少し興味深いです。

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