この度、中国当局により、新たに「著名商標」として認定された商標リストが公開されました。

2006年末時点では、1029件が著名商標として認定され、そのうち56件が外国商標という状況でしたが、上記最新のリストによると、新たに197件の商標が著名であると認定され、外国商標では「スターバックスコーヒー」の商標や、「SAMSUNG」の商標などが入っています。

ところで、中国でも、日本と同様に著名商標保護の規定が存在します。例えば、未登録著名商標と同一・類似の他人の商標登録出願は拒絶されることになり、さらに、商品/役務の範囲が非類似であっても、他人の商標登録出願の登録を阻止することが可能になります。

このように、著名商標として認定されることで、たとえ未登録であっても広範な保護を受けることができるようになりますが、著名商標として認定されるための「著名認定申請」といったような特別な制度が設けられているわけではありません。著名商標と認定されるためには、拒絶査定不服審判や訴訟の場で「著名である」と認定される必要があります。すなわち、審決や判決文の中で、当該商標は「著名である」と明確に記載されていなければなりません。

参考までに、著名商標として認定されるためには、下記のような資料が有効であると言われています。

・ 世界各国で登録されていることを示す商標登録証の写し

・ 海外、及び、中国国内での使用期間

・ 売上高(世界及び中国国内について、それぞれ過去3年分)

・ 宣伝広告費用(世界及び中国国内について、それぞれ過去3年分)

・ 公的な機関が発行した業界シェア

・ その他、著名性を示す資料

以上

※この記事は一般的な情報、執筆者個人の見解等の提供を目的とするものであり、創英国際特許法律事務所としての法的アドバイス又は公式見解ではありません。