特許庁が、2009年1月~12月の出願件数及び登録件数を公表しました。

今回公表された統計には、過去10年分を含む1999~2009年の出願件数及び登録件数が記載されています。

このうち出願件数の動向に注目すると、特許、意匠、商標については、2000,2001年辺りと2003~2005年辺りで高い数を示していますが、ここ10年でみると基本的に逓減する傾向にあるといえ、2008,2009年においては減少率が大きくなりました。実用新案については1999年以降一貫して逓減傾向にありましたが、2005年に件数が大きく増大し、その後再び逓減傾向にあるようです。実用新案に見られるこの現象は、2005年(平成17年)4月の法改正により、存続期間が拡大したり、実用新案登録に基づく特許出願への変更出願制度が導入されたりしたことに起因していると考えられます。

全体的には、日本国内の出願件数は減り続けているように見えます。この減少には、出願の厳選や、研究開発投資・知財投資の戦略の変更などの複合的な要因が絡んでいるものと思われます。ここ数年の大幅減についてはリーマン・ショックと呼ばれる金融危機の影響も大きいでしょうが、その影響が収まった後に出願件数がどのように推移するのかは非常に気になるところです。

データの詳細については特許庁のウェブサイトをご参照ください。

http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/torikumi/hiroba/2009tourokukensuu.htm

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