Octane Fitness, LLC v. Icon Health & Fitness, INC. (Supreme Court 2014) No. 12-1184
Highmark Inc. v. Allcare Health Management System, Inc. (Supreme Court 2014) No. 12-1163

米国連邦最高裁判所は、2014年4月29日、特許侵害訴訟における弁護士費用の負担に関する2つの判決を下した。

米国特許法285条には、いわゆる「例外的事件(exceptional case)」に該当する場合に、弁護士費用を敗訴した側が支払う旨を規定する。この「例外的事件」の判断に関して、Octane Fitness 事件に対する最高裁判決では、これまで連邦巡回控訴裁判所(CAFC)で用いられてきた判断基準が必要以上に厳格すぎると判示した上で、「例外的」の意味は単に「他とは際だって異なる(stands out from others)」又は「非合理的(unreasonable)」であるとして、例えば「非合理的」な場合には裁判所の裁量で弁護士費用の負担を認めても良い旨を判示し、今後の敗訴者負担拡大を容認しうる結果となった。

また、Highmark 事件に対する最高裁判決では、地裁が裁量で弁護士費用の負担を認めた場合に、控訴審では、これを全面的見直し(de novo)により審理するのではなく、地裁の裁量権が濫用されたか否かを確認すべきと判示した。

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