統一特許裁判所協定は、英国、ドイツ、フランスを含む13ヶ国の批准によって発効すると規定されている。

2014 年6 月に入ってスウェーデン、ベルギー、デンマークの3ヶ国が相次いで協定に批准し、これまでの批准国は5ヶ国になった。

一方、統一特許裁判所準備委員会の進捗報告書によると、手続規則に関する第17 次草案の公表に先立って、公聴会が今年の秋に予定されていること、訴訟費用に関する審議会が今年末までに発足することも言及されている。

また、2014 年6 月24 日には、統一特許パッケージに関連する欧州特許庁の活動を監督する特別委員会( S e l e c t Committee)の第9 回会合がヘーグで開催された。今回の会合では、財政面等の一部の議題を除いて、単一効特許の保護に関する規則案が採択された。なお、従来型の欧州特許に代えて欧州単一効特許を選択するための考慮要素の1つとして注目されている特許維持年金についても、いくつかのシナリオに基づくシミュレーションを用いた協議が続いており、検討は2014 年10月までは続く模様である。

これらを見る限り、統一特許裁判所についての準備は、着々と進んでいるようである。

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