2014 年8 月27日、特許庁は、審査に関する品質ポリシー等を紹介する「特許庁の審査品質管理」をホームページに掲載した。
 特許庁は、企業のグローバルな事業展開を支援し、イノベーションの促進に寄与すべく、日本で審査が行われたものについて、その審査結果が海外でも通用し、迅速に権利化が図れるよう、国際的に信頼される質の高い審査の実現を目指している。そこで、右のような取り組みを通じて、「世界最高品質」の審査の実現に向け努力するとされている。なお、右の「審査品質管理小委員会」の第1 回委員会は、2014年9月10日に開催される。
 また、「特許庁の審査品質管理」のホームページ掲載と併せて、「特許審査の品質管理に関するマニュアル」が公表された。このマニュアルは、品質ポリシーの基本原則に沿った特許審査に関する品質管理及びその実施体制からなる品質管理システムを文書化したものであり、様々なチェック体制だけでなく、今後の審査基準改訂にも言及されている。
 今回の一連の発表及び公表における注目点は、特許庁における審査の品質管理の実施体制・実施状況等及びその改善点について、外部有識者による客観的な評価・提案が行われる点であろう。特に、この点について、今後の運用と施策への反映が注目される。

nakatsuka

出典:特許庁ホームページ

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