欧州特許庁(EPO)とモロッコは2015年1月19日、欧州特許をモロッコでも国内特許として認めることに関する合意を発表した。

両者の合意は2015年3月1日以降に出願された欧州特許出願に適用され、今後、欧州特許をモロッコにおいて認証(validation;有効化)することが可能となる。認証された欧州特許は、モロッコ産業商業財産権庁(OMPIC)で再度審査されることなく、モロッコの国内特許と同じ法的効力を有することになる。

適切な実体審査がなされた上で許可される欧州特許がモロッコでも法的効力を有することになれば、国内外の企業や投資家にとって、知的財産権や商取引などの面でモロッコの魅力が増すのではないかと期待されている。

現在、欧州特許条約(EPC)は38の加盟国と2つの拡張国とを有する。モロッコは、これら40ヶ国とは異なり、認証国(validation state)という新たな形で欧州特許の枠組に加わることとなった。EPO長官のブログによれば、チュニジア及びモルドバとも同様の協議を進めており、2015年中に合意に至る可能性がある模様である。

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