2015年3月5日、カンボジアがマドリッド協定議定書(マドリッドプロトコル)への加入書を世界知的所有権機関(WIPO)に寄託した。同議定書は、2015年6月5日に発効する。これにより、マドリッド協定議定書の加盟国数は94となる。

カンボジアへの商標出願件数は、下表の通り、近年大幅に増加しており、マドリッド協定議定書による国際出願が可能になることで、さらなる増加も予想される。

<カンボジアの商標出願件数>
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カンボジアは、2014年11月に日本特許庁との間で知的財産分野に係る協力覚書を交わしている。経済産業省のニュースリリースによれば、日本からの商標出願件数も5倍以上まで増えており、効率的な審査体制の確立や知財の普及促進等、知的財産権保護の環境整備に向けて、日本特許庁の貢献が期待される。

なお、ASEANは、「ASEAN知財行動計画2011-15」において戦略的目標の1つとして、2015年までにマドリッド協定議定書にASEAN 10か国が加盟することを掲げているが、カンボジアは、シンガポール、ベトナム、フィリピンに次ぐ4か国目となる。

【出典】
世界知的所有権機関「IP Statistics Data Center
経済産業省「カンボジアとの知的財産分野の協力を強化します~カンボジアと知財協力に係る署名をしました~
ASEAN Intellectual Property Portal「ASEAN IPR Action Plan 2011-2015
ジェトロ「2011年―2015年ASEAN知的財産権行動計画(日本語仮訳)

 

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