2015年3月11日に、インド特許庁は、商標実務に関するマニュアル(Manual of Trade Marks Practice & Procedure)の案をウェブサイトにて公表した。同マニュアル案の冒頭では、一般的な目的として、インド特許庁における実務内容を説明するとともに、画一的な実務を実行することが挙げられている。

■商標実務のマニュアルの内容
このマニュアルは、基本的には出願人に対するガイドとして位置づけられており、商標法および商標規則を参照しつつ、方式要件だけでなく、実体審査における絶対的拒絶理由、相対的拒絶理由等が説明されている。そのため、案の段階ではあるものの、はじめてインドへの商標出願を検討する際にも参考となる内容であると考えられる。また、以下に示す通り、日本の審査基準・審査便覧に対応する内容も含まれていることから、実務上の相違点を知るためにも活用する場面も想定される。

  • 出願の方式、手続き(Chapter 1)
  • 審査の進め方(Chapter 2, 3)
  • 異議申立て及び訂正手続の進め方(Chapter 4)
  • 補正(Chapter 5)
  • 登録の更新(Chapter 6)

■意見募集
このマニュアル案に対しては、2015年3月31日まで意見募集が実施されたが、本稿執筆(2015年7月末)時点で、マニュアルの最終版は公表されていない。

【出典】
インド特許庁「Manual of Trade Marks Practice & Procedure
欧州特許庁”Asian patent information Updates”India: Draft Manual of Trade Marks Practice & Procedure published for comments

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