季刊創英VOICE Vol.74(2015年8月1日発行)掲載されたプロダクト・バイ・プロセスクレーム最高裁判決の影響についての考察です。

プロダクト・バイ・プロセスクレーム最高裁判決の影響についての考察(PDF)

≪プロローグ≫

プロダクト・バイ・プロセスクレーム(PBPクレーム)事件の最高裁判決が特許実務に与える影響は、どの程度のものであるか。
判決文の、特に裁判所が公開にあたって下線を付した箇所を字句通りに解釈する限り、特許実務に与える影響は大きい、と考えられる。
本稿の脱稿寸前(7月6日)に、特許庁HPで「PBPクレームに関する当面の審査の取り扱いについて」が公表されたが、不明・未定のことも多々ある。この段階での考察は、突っ込みどころ満載になるかもしれないが、特許実務に与える影響も含めて可能な範囲で探ってみたい。

≪本文の主な内容≫

1. 最高裁判決は2つある
2. PBPクレーム問題の経緯
3. 知財高裁大合議判決はバランスを取っていた
4. 最高裁判決は卓袱台返し?
5. 最高裁判決の影響が及ぶ範囲と補正/訂正
6. PBP クレームの仮想事例による補正/訂正の検討
7. 請求項A1から請求項Bへの補正/訂正
8. 請求項A2から請求項Bへの補正/訂正
9. 請求項A1から請求項Cへの補正/訂正
10. 請求項A2から請求項Cへの補正/訂正
11. 仮想事例の検討のまとめ
12. 今後の特許実務は物チャレンジ+製法クレーム
13. 知財高裁・設楽所長の筋書きがあった?

≪脚注の主な内容≫

【最高裁、知財高裁】

*技術的範囲の確定について
・最高裁平24( 受)1204
・知財高裁平22(ネ)10043
*発明の要旨の認定について
・最高裁平24( 受)2658
・知財高裁平23(ネ)10057

【本件クレームと特許庁の判断】

*本件特許は不真正PBP クレーム
*出願経過と審決取消訴訟で示された特許庁の見解

【基本的な用語の意味】

*PBP クレーム
*製法限定説、物同一説
*真正・不真正PBP クレーム
*発明要旨の認定、技術的範囲の確定
*ダブルトラック規定

 

 

 

 

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