2014年8月から行われていた産業構造審議会 知的財産分科会 特許制度小委員会 審査基準専門委員会ワーキンググループでの検討を踏まえ、特許・実用新案審査基準」の改訂案が作成・公表され、意見募集が2015年8月10日まで実施された。寄せられた意見を踏まえて、2015年10月上旬から、改訂審査基準の運用が開始される予定となっている。

今回の改訂では、進歩性の判断に関する記載をはじめとして、多くの点が見直されているが、項目の新設や移行等により、構成も変更されている点に注意する必要がある(下図参照)。

現行(改訂前) 改訂案(改訂後)
第I部 明細書及び特許請求の範囲 第II部 明細書及び特許請求の範囲
第II部 特許要件 第III部 特許要件
第III部 明細書、特許請求の範囲又は図面の補正 第IV部 明細書、特許請求の範囲又は図面の補正
第IV部 優先権 第V部 優先権
第V部 特殊な出願 第VI部 特殊な出願
第VI部 特許権の存続期間の延長 第IX部 特許権の存続期間の延長
第VII部 特定技術分野の審査基準 「審査ハンドブック」に移行
第VIII部 外国語書面出願 第VII部 外国語書面出願
第IX部 審査の進め方 第I部 審査総論
第X部 実用新案 第X部 実用新案
第VIII部 国際特許出願(新設)

【出典】
日本特許庁
「特許・実用新案審査基準」改訂案に対する意見募集
産業構造審議会 知的財産分科会 特許制度小委員会  第6回 審査基準専門委員会ワーキンググループ 議事次第・配布資料一覧 ※具体的な変更点については、「資料3 審査基準の主な改訂事項一覧」に詳しくまとめられている。

 

***追記(2015年9月16日、17日、12月7日)***

意見募集の結果を踏まえて、改訂審査基準が2015年9月16日に特許庁から公表された。あわせて、改訂審査ハンドブック等も公表されている。

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