民間による複数の報告によれば、2015年に米国で提起された特許訴訟の件数は対前年比で増加したことが明らかとなった。

報告はLex Machina社及びRPX社によるもので、併合された訴訟の取扱い等の集計方法に起因すると考えられる件数の相違(Lex Machina社=5,830件、RPX社=5,203件)は見受けられるが、両社の報告共に対前年比で約15~18%と大幅な増加を示している。また、Lex Machina社の報告では、他の四半期と比べて第2四半期(1,663件)及び第4四半期(1,577件)に多くの特許訴訟が提起されたことも示されている。第4四半期に提起件数が多かった背景には、別報の2015年12月1日に施行された連邦民事訴訟規則の改正の影響があるものと考えられる。

【出典】
Lex Machina 社「(Blog) Lex Machina 2015 End-of-Year Trends
RPX 社「(Reports) RPX 2015 NPE Activity: Highlights

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