中国最高人民法院は、2016年4月21日、専利(特許、実用新案、意匠を含む)、商標、著作権等の知的財産権に関する訴訟の状況を取りまとめた「中国法院知識産権司法保護状況(2015)」を公表した。

これによれば、下表の通り、知的財産権関係の民事案件第一審は新受及び既済(結審)のいずれも件数が増加し、10万件を超えた。また、法域別では、専利が 11,607件(対前年比+20.3%)、商標が24,168件(対前年比+13.1%)となっている。

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なお、既済(結審)分については外国企業の件数(全年共审结涉外知识产权民事一审案件)も公表されており、こちらは1,327件(対前年比-22.7%)となっている。この統計から、中国外の企業が当事者となる民事案件は少ないことが推察される。

【出典】
中国・国家知識産権局「最高法发布2015中国法院知识产权司法保护白皮书
日本・知的財産高等裁判所「統計:知的財産権関係民事事件の新受・既済件数及び平均審理期間(全国地裁第一審)

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