欧州特許庁の拡大審判部は、クレームのディスクレーマー(いわゆる「除くクレーム」)に関する問題を審理することとなった。

本件(G 1/16)で付託された質問は、ディスクレーマーが許容される基準に関する過去の拡大審判部審決であるG 2/10(明細書に開示がある場合の基準)とG 1/03(明細書に開示がない場合の基準)とが矛盾する可能性を契機としている。化学系の出願を中心にクレーム補正で用いられることがあるディスクレーマーだが、拡大審判部の判断によっては、その実務に影響を及ぼすことになる。

なお、本件への意見募集は、2017年3月1日まで実施される。

【出典】
欧州特許庁「Referrals pending before the Enlarged Board of Appeal
欧州特許庁「Notice from the European Patent Office dated 29 November 2016 concerning the staying of proceedings due to referral G 1/16」※本件の結果に依存する案件の審査・審理を停止することを含む通知
欧州特許庁「European Patent Register: EP1933395」※対象特許の経過情報

***追記(2017年9月13日)***
拡大審判部の2017年8月16日付け書簡では、10月16日及び17日に開催が予定されている口頭審理に向けて、論点等が整理されている。

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