世界知的所有権機関(WIPO)が提供している特許データベース「PATENTSCOPE」にてドシエ情報(特許出願の手続や審査に関連する情報)へのアクセスが可能になったことが、2017年1月20日付けのニュースリリースで公表された。

ドシエ情報を表示するには、「PATENTSCOPE」の検索(日本語表示有り、日本語検索可能)した後、結果リストから選択した公報の画面において、「Documents」のタブ(日本語表示の場合は「書類」のタブ)をクリックする必要がある。サービス開始時の収録範囲は欧州、日本及びカナダであるが、今後、米国、韓国、中国及びオーストラリアまで収録範囲が拡大される予定になっている。

ドシエ情報については、グローバル・ドシエ又はワン・ポータル・ドシエのサービス名で日米欧中韓の五庁(IP5)からも提供されているが、「PATENTSCOPE」は、庁間で調査及び審査の書類を共有するためのシステムであるWIPO Caseをサポートしている。現在、WIPO Caseには20以上の知財庁が参加しており、グローバル・ドシエとも接続されていることから、将来的には、WIPO Case全参加知財庁のドシエ情報へのアクセスも可能になることが望まれるところである。

なお、WIPO Caseのサポートが発表されているデータベースには、「PATENTSCOPE」のほかに日本特許庁の「ワン・ポータル・ドシエ」及び米国特許商標庁の「Global Dossier」がある。

【出典】
世界知的所有権機関「Dossier Content Now Available in PATENTSCOPE
日本特許庁「各国特許出願・審査情報の一般ユーザへの提供について
日本・経済産業省「各国の特許審査に関連する情報が一括で参照できます
米国特許商標庁「Global Dossier Enhancement – Access to WIPO Dossiers

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