下記を含む改正スペイン特許法が2017年4月1日に施行された。別報のとおり、スペインは欧州単一特許制度不参加を再表明していることから、今後の権利化戦略を考える上で注目できる。

<特許>

  • 新規性及び進歩性に関する実体審査請求の義務化
  • 公告後6か月を申立期間とする付与後異議申立制度の導入
  • EPC 2000、特許法条約(PLT)等の条約への対応

<実用新案>

  • 保護範囲の見直し(ただし、方法、生物学的物質、医薬物質及び医薬組成物に関する考案は実用新案の保護対象外)
  • 特許と同様の新規性基準(国内新規性からの変更)

【出典】
スペイン特許庁「Patentes y Modelos de Utilidad」※特許法及び実用新案法の条文
スペイン特許庁「El Gobierno aprueba el Reglamento para la ejecución de la Ley de Patentes」※施行規則に関するプレスリリース
スペイン特許庁「INVENCIONES: Ley 24/2015

【参考】
Kluwer Patent Blog「Implementing Regulations of new Patents Act almost finished
Kluwer Patent Blog「What can be protected as a “utility model” in Spain after 1 April 2017?

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