紙の再利用

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Tag:
筆者:松尾 茂樹 
日時:
2010.09.01 17:23
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特許明細書を書く際には、事務用紙を大量に消費します。オフィス内で紙をリサイクルできる技術は無いのかと思い、特許調査をしてみました。

  iPadが登場し、電子書籍という言葉をよく耳にするようになりました。紙の媒体はますます削減されてゆきそうですが、私自身は紙を大量に消費しています。紙に印刷し、ペンを片手に精読しなければ、明細書や意見書等の誤字・脱字を見落としてしまうからです。閲覧側の電子化は急速に進むかもしれませんが、文書の作成過程の電子化にはもう少し時間がかかるように思われます。

 毎日大量の印刷物を廃棄しながら、ふと同じ紙をオフィス内で何度も使いまわせるシステムが欲しいと思いました。具体的には、オフィスにプリンターと消去機(仮称)が設置されていて、使い終わった紙を消去機にかければ白紙になって出てくるというシステムです。同じ紙を10回~20回使いまわせば、紙の消費はすさまじく減ります。

 早速特許調査をしたところ、ざっと検索しただけで338件をピックアップすることができました。内訳は、媒体(紙)関連が45%、インク・トナー関連が13%、装置関連が40%でした。消去機関連は、かなり考えられている分野のようです。

 特許出願がなされているだけではなく、消去機、専用トナー、専用ペンなどは製品化されていました。しかし、私は消去機が実際に使われているところを見たことがありません。消去機はそれほど普及していなさそうですが、いったい何が普及の妨げになっているのでしょうか。紙に代わる媒体の登場が迫っているということなのでしょうか。

 いずれにせよ、近い将来に何らかの技術革新はあるのだと思います。電子媒体での閲覧が主役となる時代が来れば、紙媒体ほど誤字・脱字が目立たず、今ほど神経を使わなくてよくなるのかもしれません。とはいうものの、特許明細書はいわば権利書です。何媒体の時代であっても求められる精度は変わらないはずです。やはり、紙に代わる媒体は、紙と同じ精度で文書の校正ができる機能を備えているべきだと思います。紙の将来はどうなって行くのか、興味は尽きません。次回は電子ペーパーについて調べてみたいと思います。

以上

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