8月の月報(化好)
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化好(かずよし):24歳
内外ケースの拒絶理由の対応を検討するために引例を読み込んでいたら、本願発明と引例発明とが実は全然違う発明だということに気が付きました。本願発明は、微生物を所定の方法で培養することで物質Xの産生量を高め、Xの含有量の高い微生物を製造することを特徴としています。一方、引例発明は、Xの含有量が元々高い微生物を使い、Xの消費量を抑えることでXの含有量が維持された微生物を製造することを特徴としています。つまり、本願発明はXを増やす発明であるのに対して、引例発明はXを減らさない発明ですから、全然違う発明です。
同じファミリーの他国の拒絶理由の対応を別の方が担当してらっしゃって、今回と同じ引例が審査で挙がっていましたが、この相違点に全く気付かずに対応していました(幸い、許可されています)。今回は、この相違点から進歩性を強く主張でき、見通しは明るそうです。
先輩
当たり前のことですが、引例を読み込むことは拒絶理由の対応で最も重要なことです。審査官の主張を鵜呑みにせずに、引例全体を見渡してみると反論の種が見つかることもあります。先入観を持たずに引例を読み、本願発明と対比を行ってください。それは国内ケースでも内外ケースでも同じです。在外代理人任せにするのではなく、自分の頭を使ってください。何も考えずにお客さんと在外代理人の間で手紙を運ぶだけの伝書鳩にはならないように気をつけてください。


