7月の月報(ケロ太)
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ケロ太(けろた):32歳
私が担当した案件で、出願明細書案をお送りしたところ、顧客の知財担当の方から、何故、発明のポイントが提案書に書かれているものと異なっているのか?というご指摘を受けてしまいました。私は、打合せの際に、当該案件の発明と従来技術とを比較し、出願可能な部分を発明者の方と知財担当の方とで十分に打ち合わせた筈なのですが…
結局、知財担当の方が所望する形のクレームを追加する修正をして、お客様にはご納得頂きましたが、少々ヒヤッとする事件でした。
先輩
もう少し十分に知財担当の方の意向を把握しておくべきでしたね。おそらく、君はその知財担当の方の案件を相当数処理し、かなり経験を積んでいたので、他の案件でも、こうだったのだから、今回も…、といった思い込みが君にあったのではないでしょうか?
もちろん、お客様の利益に適うように、プロとしての仕事をすることは前提ですが、あくまでも主体はお客様なのですから、お客様の意向を十分に把握することは極めて大事です。
ただ、今回の場合は、複数社にまたがる発明者による共同発明であり、その知財担当の方も、発明の提案書の作成の途中から本件の担当者となったといった特殊な事情があったようなので、その担当者の意図を把握し難かった面はあるようなのですが、それであれば、なおさら慎重さが必要でした。
この仕事を続けていると、こういったことは有り得ることであるため、常日頃から注意するようにしましょう。さらに、トラブルになりそうな事態が生じましたら、事態が深刻になる前に、上司に対して報告、連絡及び相談を欠かさないようにしましょう。


