発言内容が他人に特許にされたらどうする
- «Previous:
- 特許のはじまり
- »Next:
- ドメインネームと商標との関係
ある会社の研究開発をしている社員がきたので、いま検討している開発商品について自分のアイディアを話した。ところがそれを聞いた他社の社員が特許を申請した。特許権はどうなるのか。
こうした場合、アイディアを盗まれたことになり、発明者は当然、最初にアイディアを話した当人になる。しかし日本の社会では、不用意に他人にアイディアをしゃべったりすることが多く、後で調べたら発言した内容をもとに、他人に特許が出願されていたということがある。企画会議などでアイディアを出す場合は、自分の発言内容を公開してもらわないよう確認して契約書や文書にしておくことが無難だ。特にベンチャー企業や中小企業が、不本意にしゃべったために大企業に特許を取られたケースがある。大企業は人材も多いし資金も豊富なので、中小企業のアイディアを盗んで特許にすることは比較的簡単にできるようだ。
【引用文献】馬場練成編(1998)『やさしい知的所有権のはなし』法学書院
