2014年12月16日、世界知的所有権機関(WIPO)は、特許、実用新案、意匠、商標に関する各種統計情報をまとめた「World Intellectual Property Indicator」2014年版を公表した。
例年通り、世界各国の出願件数・登録件数だけでなく、地域別、技術分野別、国民の収入レベル別といった様々な角度からの統計がまとめられている。また、PCT、ハーグ協定のジュネーブ改正協定、マドリッド協定議定書に基づく出願や、特許審査ハイウェイ(PPH)に関するデータも盛り込まれている。
特許の出願件数に関しては、下表のとおり、日本が減少している一方で、中国が牽引役となって全世界における2013年の出願件数は対前年比で9%増となっている。
日米欧中韓5 大特許庁の特許出願件数(2013 年) | |||
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出願件数 |
増減率 (対2012年比) |
占有率 |
全世界 |
2,567,900 |
9.0% |
100% |
中国 |
825,136 |
26.4% |
32.1% |
米国 |
571,612 |
5.3% |
22.3% |
日本 |
328,436 |
-4.2% |
12.8% |
韓国 |
204,589 |
8.3% |
8.0% |
欧州 |
147,987 |
-0.4% |
5.8% |
http://www.wipo.int/ipstats/en/wipi/
※この記事は一般的な情報、執筆者個人の見解等の提供を目的とするものであり、創英国際特許法律事務所としての法的アドバイス又は公式見解ではありません。