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審判廷について

 審判廷を見学してきました。

8月24日付け「知的財産TOPICS」で、特許庁の見学について紹介いたしましたが、先日、私も弁理士会の研修でこの見学に参加してきました。

この見学では、特許庁16Fにある審判廷を見る事ができます。

この審判廷は、通常の法廷に比べて、白を基調とする明るい色で作られており、また、審判長等が着座する机の高さも、通常の法廷に比べて、低くされております。

庁職員の方の解説によると、

「審判の審決は文書をもって行われるため、口頭審理終了後に結論を言い渡すことはありません。すなわち、口頭審理は、原告被告がお互いに活発に議論する場であるといえます。活発な議論は、リラックスしていなければ行う事ができません。

白を基調としたり、机の高さを低くしているのは、余計な威圧感を取り払い、活発な議論をして頂くためです。なお、法衣は、黒ではなく紺を採用しておりますが、これも同様の趣旨です。」

とのことです。

こんな工夫がされているとは驚きです。

なお、当事者系審判は、原則、口頭審理であり、公序良俗を害するおそれがなければ、審判の公平性を担保するために公開されます。

このため、特許庁の見学以外でも審判廷を見る機会はあります。

開廷の予定については、特許庁本館1階ロビーに1カ月分の開廷予定表が掲示されます。

また、インターネット(特許庁ホームページ)にも掲載されます。

http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/torikumi/t_torikumi/kousyo.htm

興味のある審判がありましたら、傍聴してみて下さい。

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