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相互IDS

特許の話は発明が主役になりがちですが、舞台裏では膨大な情報を整える仕事が走っています。今日は、私が外国中間で日々向き合う「相互IDS」について少しお話します。


米国出願には、審査に役立つ先行文献を届け出るIDSがあります。関連案件が複数あると、ある案件で引用・通知された文献を他の案件にも共有・届出する“相互IDS”が必要に。2件ならまだしも、5件相互ともなると文献が雪だるま式に増え、時系列と重複の管理が悩ましい…。


そこで私のコツは、①案件×文献のマトリクス表(縦=案件、横=文献)で全体像を可視化、②OAなどのイベントを合図に定期見直し、③提出済み・未済の記号ルールを統一、④情報窓口を一人に絞って更新も一本化、の4点。家族関係の簡易図や「案件略号_出典_日付」の命名規則を決めておくと検索も速くなります。


地味な段取りですが、漏れを防ぎ、審査の透明性を支える大切な基盤。裏方の工夫で、案件が少し軽やかに回ると信じています。

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