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[特許] 米国で特許訴訟件数減少傾向か

知財訴訟に関するリサーチ会社であるLex Machina社から公表された統計データによれば、2014年4月以降、米国内での特許訴訟の提起件数が減少傾向を示している。例えば、2014年9月の特許訴訟の提起件数は329 件であり、去年同月の548件に比べると4割減となっている。

減少傾向の原因としては、特許保護適格性について出された6 月のAlice Corp. v. CLS Bank International 判決が大きな理由であろうとの意見が多い。更に、特許法改正(AIA)により導入された当事者系レビュー(Inter Partes Review)等の手続により、米国特許商標庁の審判部(PTAB)において特許無効の判断が相次いでいることに加え、記載要件に関するNautilus, Inc. v. Biosig Instruments, Inc. 最高裁判決や、訴訟費用に関するOctane Fitness v. Icon Health and Fitness 最高裁判決等が複合的に影響を及ぼしているとの見方もある。

【出典】
Lex Machina社「(Blog) September 2014 New Patent Case Filings Down 40% From September 2013

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