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2017.03.13
iPS細胞研究基金
京都大学の山中研究室及び京都大学医学部には、山中先生がノーベル賞を受賞する直前まで、文科省からのリクエストで知財教育及び知財相談を行っていました。 山中先生がその当時おっしゃっていたのは、「iPSの研究は世界が鎬を削っ […]
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2017.02.08
欧州における毒入り分割出願
欧州では、基礎出願に記載された特徴をより一般化または他の選択肢の追加等により拡張等した特徴を含む欧州出願(親出願)を分割して分割出願(子出願)をした場合、子出願と親出願との間で自己衝突が生じるという、いわゆる「pois […]
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2017.01.10
用途発明における課題・作用効果の認定
1.はじめに 一見、課題や作用効果が共通しているように見える文献も、そのメカニズムなどを詳細に検討すれば共通性が認められないと判断できる場合があります。今回は、「ストレス予防軽減」、「リラックス」、「脳のα波の出現」とい […]
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2016.12.23
下町ロケットを超えた!?
「下町ロケットを超えた!?」 このようなキャッチコピーの帯をまとった「弁理士」に焦点をあてた小説が出版されています。タイトルは「留目弁理士奮闘記! 『男前マスク』と『王女のマスク』」です。https://honto.jp […]
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2016.11.10
未完成発明
1.はじめに 平成8年審判第14567号は,未完成発明を理由に第29 条1 項柱書で拒絶された事例である。少し古い事件ではあるが、欧州・米国との比較も可能であるためここで紹介する。 2.発明の概要 本発明は,クローン化透 […]
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2016.10.21
ドイツで強制実施権を認める仮処分が出される
ドイツ連邦特許裁判所は2016年8月31日、シオノギ製薬が所有する抗HIV薬の欧州特許EP142218Bのドイツ部分について、仮処分によりメルク社に対して強制実施権を付与するように命じました(事件番号3 Li 1/16) […]
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2016.09.02
CiRA(京都大学iPS細胞研究所)
山中先生がノーベル賞を受賞される数年前から、京都大学の山中研及び京都大学医学部の知財関係のお手伝いをやってきました。その際、国際競争を勝ち抜くためにはある程度の額のお金が必要で、国からのお金は「箱もの」など使途制限がある […]
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2016.07.22
国際訴訟フォーラム2016
先日、European Law Society主催、rwzh事務所/創英国際特許法律事務所共催で日本及び欧州に関する訴訟フォーラムを開催致しました。多くのお客様にお越しいただき、感謝申し上げます。 現職のドイツ裁判官であ […]
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2016.06.10
プロダクト・バイ・プロセス・クレームの審査ハンドブック改訂
平成28年3月30日付で、審査ハンドブックが改訂になり、プロダクト・バイ・プロセス・クレーム(PBPクレーム)の明確性の判断の方法が変更になっています。ハンドブックを見ると単に例が入れ代わっただけのように見えますが、内容 […]
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2016.05.06
特許異議申立の現状
2015年4月1日より特許異議申立制度がスタートしましたが、2016年5月6日の時点で決定が出たものが127件あります。そのうちの維持決定が125件であり、2件が取消決定でした。この2件の取消決定は、いずれも取消理由通知 […]