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2011.10.31
ブラジャー事件と冒認に関する法改正
真の発明者から発明を盗んだ他者が出願を行った、いわゆる冒認出願については、特許権の設定登録がされてしまうと、裁判によっても、真の発明者に特許権の移転登録を行うことはできませんでした。このことは、共同で発明したにもかかわ […]
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2011.10.12
侵害事件の地裁判決の動向
侵害事件の地裁判決の動向は、以下の表のとおりです。 判決・和解件数は、2010年においては、判決件数が36件、和解件数が24件であって、2001年(判決件数:102件、和解件数:96件)をピークに減少傾向にあります(和解 […]
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2011.10.03
記載要件についての審査基準の改訂決定とプロダクト・バイ・プロセス・クレーム
明細書の記載要件に関する審査基準の改訂が正式に決定されて、10月1日以降の審査に適用されます。 前にも述べましたように、今回の改訂では、審査官の厳しすぎる判断を是正することを目的にサポート要件を中心にかなりの改正がさ […]
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2011.09.26
近頃の拒絶理由通知に思うこと
特許法36条第4項第1号(実施可能要件)及び第6項第1号(サポート要件)の拒絶理由通知を受けて、またこれか・・と思うことがある。 案件が異なっても、その拒絶理由通知の書き振りがほとんど同じなのである。ワープロにデフォルト […]
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2011.09.12
拒絶査定不服審判の審理結果から思うこと
2010年の拒絶査定不服審判の審理結果は下図のとおりとなっています。審判請求時に「補正あり」は全体の8割強であり、そのうち前置審査において特許になるのは50%弱です。審判請求されたもののうち約6割が審判合議体によって審理 […]
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2011.09.05
無効審判での権利者有利の傾向と法改正
今回の法律改正によって、無効審判制度が変わります。最大の変更は、審判合議体が権利無効と判断すると、審判長は無効審決の予告をしなければならず、権利者はそのときには訂正請求の機会を与えられることです。ただし、従来の審決取消 […]
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2011.08.29
近頃の判決に思うこと
おやっ?と思う判決を受けることがある。無論、当方当事者に有利なこともあり、不利な結果であることもある。受任当初は、特許庁の運用や審査基準から見て、これは無理かな・・と思われるケースでも、代理人としては事務所の力を結集し、 […]
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2011.08.22
特許における最近の審決取消訴訟の動向
査定系においては、審決支持率は、2008年から低下傾向にあり、2009年に大幅に低下している。当事者系においては、有効審決の審決支持率は、2008年から大幅に上昇し、無効審決の審決支持率は、2008年から大幅に低下してい […]
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2011.08.15
記載要件の審査基準改訂への期待
明細書等の記載要件に関する審査基準の改訂案についてのパブリックコメント手続の意見募集が、既に7月21日に終了していますので、遅くとも9月中には、案文に多少の修文を加えて正式決定され、即時に適用開始されると予測されます。 […]
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2011.08.08
シフト補正の運用に思うこと
周知のとおり特許庁の審査基準によれば、シフト補正とならないためには、補正後は、「審査が行なわれたすべての発明」に対して単一性の要件を満たすことが要求されている(第III部第II節3 基本的な考え方、ほか。)。その結果、例 […]
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