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2011.09.12
拒絶査定不服審判の審理結果から思うこと
2010年の拒絶査定不服審判の審理結果は下図のとおりとなっています。審判請求時に「補正あり」は全体の8割強であり、そのうち前置審査において特許になるのは50%弱です。審判請求されたもののうち約6割が審判合議体によって審理 […]
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2011.09.05
無効審判での権利者有利の傾向と法改正
今回の法律改正によって、無効審判制度が変わります。最大の変更は、審判合議体が権利無効と判断すると、審判長は無効審決の予告をしなければならず、権利者はそのときには訂正請求の機会を与えられることです。ただし、従来の審決取消 […]
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2011.08.29
近頃の判決に思うこと
おやっ?と思う判決を受けることがある。無論、当方当事者に有利なこともあり、不利な結果であることもある。受任当初は、特許庁の運用や審査基準から見て、これは無理かな・・と思われるケースでも、代理人としては事務所の力を結集し、 […]
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2011.08.22
特許における最近の審決取消訴訟の動向
査定系においては、審決支持率は、2008年から低下傾向にあり、2009年に大幅に低下している。当事者系においては、有効審決の審決支持率は、2008年から大幅に上昇し、無効審決の審決支持率は、2008年から大幅に低下してい […]
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2011.08.15
記載要件の審査基準改訂への期待
明細書等の記載要件に関する審査基準の改訂案についてのパブリックコメント手続の意見募集が、既に7月21日に終了していますので、遅くとも9月中には、案文に多少の修文を加えて正式決定され、即時に適用開始されると予測されます。 […]
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2011.08.08
シフト補正の運用に思うこと
周知のとおり特許庁の審査基準によれば、シフト補正とならないためには、補正後は、「審査が行なわれたすべての発明」に対して単一性の要件を満たすことが要求されている(第III部第II節3 基本的な考え方、ほか。)。その結果、例 […]
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2011.07.29
最近の拒絶理由通知を読んで
特許庁が定めている審査基準の「審査の進め方」には、拒絶理由通知について次のように記載している。 「拒絶理由通知には、拒絶の理由を、出願人がその趣旨を明確に理解できるように具体的に指摘しなければならない。また、拒絶の理由と […]
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2011.07.19
ブログの開設に当たって
特許庁出身のマイスター弁理士ということで、阿部寛弁理士、池田正人弁理士と私とで、今後、この欄に綴らせていただきます。 創英では、三人寄れば文殊の智恵システムとして、審判事件などは案件担当者だけで処理を進めるのでなく、私た […]
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