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2021.05.10
特許無効の抗弁と特許無効審判のダブルトラックの選択について
特許権侵害訴訟の被告(被疑侵害者)となった場合には、多くの場合において、特許法104条の3に基づく特許無効の抗弁が検討されます。ところが、それと併せて特許無効審判をも請求すべきか否か(所謂ダブルトラックを選択するか否か […]
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2021.04.23
訴訟行為の排除を求める申立て
訴訟行為の排除を求める申立てに関する許可抗告事件(令和2年(許)第37号)の最高裁判所の決定について、先週の日本経済新聞に記事が掲載されていたことを知っている方も多いと思います。 この許可抗告事件は、ギリアド・サイエン […]
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2021.04.08
補正(限定的減縮)について
第1 目的外補正 第17条の2第5項は、 ①最後の拒絶理由通知に対する補正、②第50条の2の規定による通知を伴う拒絶理由通知に対する補正、③拒絶査定不服審判時の補正においては、特許請求の範囲についての補正は、次のいずれか […]
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2021.01.04
産業構造審議会知的財産分科会の報告書について
0.種苗法改正について 先に別件のご報告をさせていただきます。 2019年12月16日および2020年7月14日にお伝えした種苗法改正案が2020年6月17日に閉会した第201回通常国会では成立しませんでしたが、第203 […]
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2020.12.07
2020年上半期特許侵害訴訟アラカルト
2017年10月以来、ほぼ半年ごとに、「〇〇年〇半期特許侵害訴訟アラカルト」と題した記事を書いてきましたが、今回は、その最新版としての2020年上半期の特許権侵害訴訟に関する情報のご紹介です。内容は、これまでと同様、裁 […]
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2020.11.16
特許庁の申請手続のデジタル化
菅政権の目玉が行政手続などの「デジタル化」であるのはご承知のことと思います。 これに関し、梶山経済産業大臣が、10月2日の閣議後記者会見で、「経産省で申請件数の最も多いのが特許関係の手続きなんですね。…。様々な書類があ […]
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2020.10.26
無効審判の請求人、被請求人、参加人について
1 請求人について 無効審判の請求の手続をする者は、手続をする能力(権利能力)を認められた者でなければなりません。 自然人、法人、法人でない社団又は財団であって代表者又は管理人の定めのあるものは、無効審判を請求する […]
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2020.10.08
ノーベル賞と特許
今年もノーベル賞週間(10月5日~12日)がやってきました。我々特許関係者としては、前半に発表される医学・生理学賞(C型肝炎ウイルス)、物理学賞(ブラックホール)、化学賞(ゲノム編集)の自然科学3賞に関心の高いところか […]
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2020.09.14
特許無効審判の最近の傾向
2年半程前に「特許無効審判の傾向に変化の兆し?」という記事を書かせていただきましたが、今回は、その時作成したグラフを更新し、その後の無効審判の傾向を見てみました。 下の2つのグラフが、前回の記事に掲載したグラフを特許行 […]
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2020.08.25
口頭審尋を活用した計画対話審理
すでに承知の方もいらっしゃると思いますが、今年の4月から、特許無効審判事件について口頭審尋を活用した計画対話審理」試行が開始されています。https://www.jpo.go.jp/system/trial_appea […]