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2014.01.09
シフト補正、単一性の審査基準改正後の審査状況
月刊ヴォイスやこのブログ等でもご紹介しましたように、シフト補正と発明の単一性に関する審査基準が緩和する方向に改訂されて、平成25年7月1日からの審査に適用されています。そして、新しい基準が適用され始めて、ほぼ半年が経ち […]
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2013.12.09
「発明特定事項の限定的減縮補正」の成否について
(1) いわゆる「最後の拒絶理由通知」に対し、又は拒絶査定不服審判請求時に、特許請求の範囲の減縮補正を行うに際し、補正前の発明特定事項A(例えば、化合物)について、更にb(例えば、前記化合物の量)の制限を加えて「A+b」 […]
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2013.11.19
侵害事件における最近の地裁判決の動向
侵害事件における最近の地裁判決の動向は、以下のとおりです。 判決件数は、2004年をピークに減少傾向にありましたが、2010年から、若干の増加傾向にあります。和解件数も […]
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2013.10.28
来年度以降の特許審査
4か月ほど前に知的財産戦略本部が出した「知的財産推進計画2013」は、「グローバル経済及びオープンイノベーション」という情勢認識の下、産業競争力強化のためのグローバル知財システムの構築の施策例として、「日本における最終 […]
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2013.09.17
29条1項柱書違反の発明
先月、8月28日の知財高裁の判決で、「筋力トレーニング方法」の発明に関する無効審判の審決取消訴訟において、無効理由は成立しないとした審決を維持した判決が目につきました。 発明の内容は、筋肉に緊締具を巻き付けて、血流を […]
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2013.08.09
審判における審理結果の動向について
最近の拒絶査定不服審判の審判請求成立率の動向は以下のとおりです。 特許の拒絶査定不服審判において、請求成立(拒絶査定取消)とした審決の割合は、2009年以降上昇に転じ、2012年は56%まで上昇しています。2012 […]
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2013.06.19
特許審査着手の早期化について
この約半世紀における日本特許庁の最大の施策目標は、審査未着手案件いわゆる滞貨の解消とそれによる審査着手の早期化でした。そのために、審査請求制度の導入、実用新案出願の実体審査の廃止、先行技術のサーチの外部機関への外注化な […]
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2013.06.03
いわゆる「シフト補正禁止」の審査基準改定案について
いわゆる「シフト補正禁止」の審査基準改定案について、平成25年3月6日付けで特許庁の意見募集がなされ、現在審理中である。 今回の、改定案は、改正前の基準による補正制限が、出願人等にあまりに過酷、煩雑であり、ユーザーフ […]
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2013.05.08
「実施例同一」と「技術的思想の相違」
(1)かつて、特許庁に「実施例同一」との運用があった。 概略、特許請求の範囲の記載が相違しても、複数出願の実施例が同一であれば同一発明として拒絶するというものである。特許庁の当時の一般基準「発明の同一性に関する審査基準 […]
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2013.04.15
特許庁に提出した書類の営業秘密保持性について
特許庁に提出した出願書類等については、特許庁長官が秘密を保持することが必要と認めたとき以外は、何人にも閲覧等可能とされ(特許法第186条)、従前、原則的に広く閲覧等が許されてきた。 しかし、営業秘密保持の重要性の社会的 […]