-
2023.06.21
2022年下半期特許侵害訴訟アラカルト
2017年10月以来、ほぼ半年ごとに、「〇〇年〇半期特許侵害訴訟アラカルト」と題した記事を書いてきました。今回は、その最新版としての2022年下半期の特許権侵害訴訟に関する情報のご紹介です。内容は、これまでと同様、裁判 […]
-
2023.05.18
従属項についての明確性要件
今回より、「文殊マイスター弁理士のつぶやき」コーナーの執筆の一部を担当させていただくことになりました。ちょっとした小ネタを取り上げつつ、お客様に有用な知財情報をご提供できればと考えております。お付き合いのほどよろしくお […]
-
2023.04.19
審決取消判決の拘束力
知的財産高等裁判所令和4年8月4日判決・令和3年(行ケ)第10090号(大鷹一郎裁判長)は、わざわざ「この判断については、本判決の拘束力(行政事件訴訟法33条1項)は及ばない。」と注記されていることが目を引きます。 […]
-
2023.03.17
特許異議申立について思うところ
現行の特許異議申立制度が導入されてから、8年が経とうとしています。制度導入2年目からは毎年1000件以上の異議申立がされています(2021年度1260件)。制度としてほぼ定着したとみてよいでしょうか。 特許異議申立制 […]
-
2023.02.07
特許権等の回復規定は今年の4月1日に施行されます
特許法等の一部を改正する法律案は令和3年5月14日に可決され、同月21日に公布されています(法律第42号)。 その特許法等の一部を改正する法律第1条は、特許法の ・外国語書面出願の翻訳文(第36条の2第6項) ・国内 […]
-
2023.01.18
請求項に記載した数値について、その数値の測定方法を明細書に記載していなかったために、侵害訴訟で権利行使が認められなかった事例の紹介
・平成14年(ワ)第4251号「マルチトール含蜜結晶」(東京地裁、口頭弁論終結日平成15年4月15日、髙部眞規子裁判長)特許権侵害差止請求事件 1 本件特許発明(本件特許第3166102号) A ・・・密な結晶構造をもち […]
-
2022.12.26
審判手続の証拠の写し等のDVD-Rによる提出
私の担当する無効審判事件において、12月初めに、120件を超える証拠の添付された答弁書(3000頁近くの紙書類が7箱の小包に梱包)を特許庁から受領しました。確かに弊所が審判請求書を提出したときも特許権者が3者の共同名義 […]
-
2022.12.06
2022年上半期特許侵害訴訟アラカルト
2017年10月以来、ほぼ半年ごとに、「〇〇年〇半期特許侵害訴訟アラカルト」と題した記事を書いてきました。今回は、その最新版としての2022年上半期の特許権侵害訴訟に関する情報のご紹介です。内容は、これまでと同様、裁判 […]
-
2022.11.14
属地主義の原則
特許権の効力について、特許法第68条は、「特許権者は、業として特許発明の実施をする権利を専有する。」と規定しています。ここでいう「特許発明の実施」とは、その特許発明が物の発明であれば、同法第2条第3項第1号に定義されて […]
-
2022.10.26
大合議事件(令和2年(ネ)第10024号「椅子式施療装置(特許第4504690号) 椅子式マッサージ機(特許第4866978号)」について
表題の大合議事件の判決言渡しが令和4年10月20日に知財高裁(東京・中目黒の新庁舎(ビジネス・コート))でありました。報道によると、知財高裁は、一審大阪地裁の非侵害との判決を覆し、控訴人フジ医療器の訴えを認め、被控訴人 […]