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2014.06.24
特許査定率がさらに上昇
ここ数年間の特許査定率の上昇傾向は著しいものがありますが、特許庁が5月14日に公表した年次報告書によると、2013年の特許査定率は69.8%と前年を3%上回り、ほぼ70%にまでなっています。 およそ10年ほど前は、審査 […]
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2014.06.06
迫りくる付与後異議申立制度の復活
特許「付与後異議制度」の復活が3月11日に閣議決定され、来年(平成27年)早々の施行が見込まれることとなった。平成15年に廃止されて以来わずか10年余りでの抜本改正・復活である。 先の廃止当時、特許異議申立件数は年40 […]
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2014.05.12
平成26年4月以降の前置審尋の運用について
これまで特許庁審判部は、拒絶査定不服審判については、平成16年度より、審判請求人に対して、前置報告の内容を審尋により送付し、審査官の見解に対して意見の機会を与える「前置審尋」を行っており、平成20年10月からは、原則全 […]
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2014.04.16
グローバル競争と特許出願の減少
2001年以降日本の出願は総じて減少し続けています。 この現象の長期的要因はいろいろあるのかもしれませんが、1990年代以降の新自由主義を背景としたグローバル競争の条件が必ずしも日本に有利なものでなかったこと、日本 […]
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2014.03.18
特許異議申立ての法案が閣議決定され公表される
特許異議の申立ての法案が、3月11日に閣議決定され、経済産業省のホームページにおいて公表されました。順調にいけば、今国会で成立して来年の早い時点から施行されることになります。 法案の内容を見ると、骨格は、平成6年法で導 […]
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2014.02.26
「拡張ないし一般化することはできない」は正当か -平成23年9月審査基準改定後の審査の実情-
近年、化学を中心とする技術分野で、「実施例が少ない」としてクレームまで「拡張ないし一般化」することはできないとし、限定要求する拒絶理由通知が増大しているのではないか、と感じる。 「拡張ないし一般化」適用の是非については […]
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2014.01.27
拒絶査定不服審判請求時における明細書等の補正
拒絶査定不服審判においては、審判請求と同時に、明細書、特許請求の範囲または図面について補正することができます(特17条の2①四)。 この補正については、以下の制限があります。 ①特許請求の範囲の補正について補正可能な […]
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2014.01.09
シフト補正、単一性の審査基準改正後の審査状況
月刊ヴォイスやこのブログ等でもご紹介しましたように、シフト補正と発明の単一性に関する審査基準が緩和する方向に改訂されて、平成25年7月1日からの審査に適用されています。そして、新しい基準が適用され始めて、ほぼ半年が経ち […]
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2013.12.09
「発明特定事項の限定的減縮補正」の成否について
(1) いわゆる「最後の拒絶理由通知」に対し、又は拒絶査定不服審判請求時に、特許請求の範囲の減縮補正を行うに際し、補正前の発明特定事項A(例えば、化合物)について、更にb(例えば、前記化合物の量)の制限を加えて「A+b」 […]
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2013.11.19
侵害事件における最近の地裁判決の動向
侵害事件における最近の地裁判決の動向は、以下のとおりです。 判決件数は、2004年をピークに減少傾向にありましたが、2010年から、若干の増加傾向にあります。和解件数も […]
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